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コラム

山菜としてのグランドカバー 

01オオバギボウシ

オオバギボウシとウルイ

造園工事でよく植えられている植物の中には、実は美味しく食べられるものが沢山あります。多くの園芸品種があるギボウシの中でも大型の原種であるオオバギボウシは新葉が食用になります。ウルイと呼ばれている山菜がオオバギボウシです。いわゆる山菜特有のえぐみが無く、初心者向けの山菜と言えるかもしれません。
主に本州中部以北の山地に自生しています。写真の様な谷沿いの湿った斜面などに群生しています。なので植栽する際もカンカン照りになるような乾燥地には向きません。
採取するときは茎の根元をナイフなどで切り取ります。やわらかいので簡単。泥も簡単に洗い流せるので処理も楽です。注意点としては、くれぐれも根こそぎ引っこ抜くことの無いように。また採取禁止の場所では慎みましょう。毒草のコバイケイソウと間違えることがあるようなので要注意です。
簡単に増やせるので、観賞だけでなく食用に植えるのも楽しいです。
食べ方としてはさっとゆでておひたしがお勧め。やや粘り気があって食感も良い。味噌汁の具など様々な料理に合いますが濃い味付けの料理には向かないでしょう。コツは茹で過ぎないことです。酢味噌和えなど最高のぜいたく!

山菜 (左)これぐらいまでが食べごろ     (中央)夏の花     (右)ノカンゾウも同じように食べられます

02クサソテツ

クサソテツとコゴミ

グランドカバーとして植栽されるシダの仲間のクサソテツ、実はこれも食用になります。
コゴミと呼ばれている山菜がクサソテツです。
雪国の代表的な山菜で、あっという間に大量に採取できます(採り過ぎ厳禁!!)。
普通に栽培もされています。自生地は水はけが良く湿り気があり、比較的日当たりのよい斜面などで群生していることが多いです。
林の中の様な暗いところではあまり見かけません。
また他の草よりも早くに芽を出すので見つけやすく採取しやすいです。株状に芽が出ているので茎を切り取って採取します。
その際全部取らないで何本か残すようにします。成長が早いので採取するタイミングが難しくややもすると葉が開きすぎてしまい、美味しくありません。
採って保存している間にも開いてしまうことが良くあります。あくも少なく調理は軽く茹でるだけですが、あんまりたくさん採ると若芽に残っているごみをとるのに苦労したりします。胡麻和えなどあっさりした料理に向きます。

03少し開きすぎ

 

植栽では和風庭園向きとされていますが、洋風に向かないとは言えないと思います。
葉が展開すると草丈80~100cmくらいになり拡がりも大きくなるのであまりぎゅうぎゅう詰め込んでも意味がありません。
街中の植栽では木漏れ日があたる水はけのよい半日影のような場所が最適です。
葉が美しく大株になるので少ない数でも見ごたえありますが、群植すると見事です。

関東営業所 K.T 報

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